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これは面白い!

著者: 竹内 睦泰
タイトル: 超速!最新日本文化史の流れ―入試で差がつく文化史を、最短・完全攻略!

この本は以前この記事 で「一ヶ月の試験勉強で邦文をパスした知人」から知った本としてご紹介しましたが、実は私もやっと購入しました♪


この本は、文化史を「つまらない」、「量が多い」、「イメージがわかない」と感じる人のために作られた本なんだそうです☆読者が歴史の登場人物に馴染みを感じられるように、歴史上の登場人物に関する「人間ドラマ」的側面が描かれています。


例えば、空海と最澄の関係については、最澄が自分の愛弟子だった泰範(たいはん)を空海にとられたことは有名ですが、この泰範が最澄の「恋人」だったなんて、知らなかった!最澄が泰範に宛てた手紙、国宝の「久隔帖」(きゅうかくじょう)は、「俺はお前が好っきゃねん!」と書かれたラブレターなんだそうです。


また、文学史も「コンパクトにおもしろく」まとめているので、以前この記事 で江戸時代の小説をまとめた私としては、もっと早く読みたかった!って感じ。白鳳文化の頃の文学~近世の文学まで、文化ごとに有名作品がエピソード付で説明されているので面白いですよ。

例えば、紀貫之が「土佐日記」をかな文字で書いた理由は、最愛の娘を失って感情をあらわにしたかったからだそうです。


この本の中身を覚えれば、大学入試試験の文化史で8~9割は得点できるそうです。

それに面白いので、息抜きのためだけにでも一読する価値ありですよ(*_*)!